お盆休み。 同じ会社の人間でも、過ごし方はこうも違うのかと 天を仰ぎたくなる出来事があった。

🍜 ある社員、美味しい物でスタートダッシュ

ディナー

ある社員のお盆休みは、 まず 謎に豪華な食事 から始まった。

エビが踊り、野菜が輝き、 サラダには「CHEDDAR CHEESE」の札まで付いている。

その頃私は倉庫でペンキを塗っていた。 ペンキの香りだけは濃厚だった。

🏨 ある社員、高級ホテルにチェックイン

高級ホテル

ある社員が向かったのは、 赤い絨毯が敷かれた高級ホテル。

ベッドは王族サイズ。 部屋は静かで上品。 窓からは都会の景色が広がる。

その頃私は、事務所の床にワックスを塗っていた。 床だけはホテル並みに光っていた。

🌆 ある社員、素晴らしい景色を眺める

海外の街並み

ある社員は街を走る観光バスを眺め、 「海外っていいよね〜」と
どこから仕入れたのか分からないテンションを発揮。

その頃私は、ガスの搬入をしていた。 タンクの存在感だけは海外級だった。

🍶 ある社員、高級焼酎を手に入れる

村尾焼酎

そして極めつけはこれ。ある社員から送られてきた写メ。 薩摩の高級焼酎。

包みまで高級。 字も高級。 値段も高級。 気分も高級。

その頃私は、 「今日の晩飯どうしようかな…」と 冷蔵庫の卵を数えていた。

ある社員、野球観戦でテンションMAX

メジャー観戦

ある社員は大谷翔平の試合を観戦。 バットがしなる瞬間を目撃し、
なぜか独自の掛け声を出しながら興奮していたらしい。

その頃私は、 ペンキの乾き具合を確認していた。 乾く瞬間を目撃していた。

🤳 ある社員、記念撮影でフィニッシュ

記念撮影

ある社員は記念撮影。 満面の笑み。 青い空。 青いユニフォーム。 青い17番。 青い人生。

その頃私は、 倉庫のシャッターを閉めていた。 閉まる瞬間を見届けていた。

🌑 ◆ そして結論

美義屋社員のお盆休み: 美食 高級ホテル 絶景 高級焼酎 野球観戦 記念撮影

闇の管理人のお盆休み: ペンキ塗り → ワックスがけ → ガス搬入→向こう三軒両隣の清掃

同じ会社なのに、 なぜここまで “人生イベントの密度” が違うのか。

ただひとつ言えるのは――

社員が楽しんでいるなら、それでいい。 私は倉庫が綺麗になったから、それでいい。

そう自分に言い聞かせて、 今日もペンキの刷毛を握るのであった。